ABOUT
人々が忘れかけてしまっている、古き良き日本の文化を失わないために、敢えて「竈」にこだわり、「薪」で火を熾し、ご飯を炊いています。
便利の陰で忘れかけている、焚火の中にほのかに香る炊き立ての匂い、薪が燃える音に交じって聞こえるお米の炊ける「グツグツ」という音、釜と蓋の間から勢いよく吹き出す蒸気、そうやって炊けたお米の口一杯に広がる甘み、そういった「ホンモノ」を五感で感じてください。
醤油・味噌・漬物・納豆、かつお節、日本酒など、身の回りにはたくさんの発酵食品があります。長寿大国・日本を支えてきたモノは、きっとこういった先人たちの知恵ではないでしょうか。
食事の形態が欧米化し、飽食の時代と呼ばれる中、身体にとって本当に「良い食事」とは何か。OKUDO-YA Kyotoはそれを真剣に考えています。そのため、使用する調味料は、できるだけ自家製米で作った「麹」を使用し店内で作っています。化学調味料は極力使用せず、素材の味を活かした味付けにこだわっています。
えーる農場と呼ばれる圃場(ほじょう)では、京田辺市の地元野菜である田辺茄子や京都の伝統野菜の万願寺トウガラシなどの季節野菜のほか、竹林では山城タケノコ、田んぼではヒノヒカリを栽培しています。生産者だからこそできる採れたて野菜の味を知ってもらいたい。また、「地産地食」にこだわり、それ以外の食材も可能な限り地元産にこだわって仕入れを行っています。